MURAYAMA未来塾第2回:8月24日

経営と商品のビジョンづくり
熊谷眞一(株式会社 シベール 社長)


「私は、熊谷眞一という現象と未来をデザインするデザイナーである。会社は光であり、社長は照明器具に過ぎない。宮澤賢治、春と修羅「序」に出会ってそう考えた。」

シベールのビジョン


日本の食卓の情景、ゆかしい贈り物の風習を、豊かで創造的で、幸福感に満ちたものにする。そして私達も仕合わせになる。

会社とは何か


会社とは公器である、その中に理念に共感する社員がいる、「側」などというものはどこにもない、会社はものをつくり、サービスを付加し、社会の役に立つ、そのことで社員の経済的基盤の持続と強化を図る。

シベールの使命


1.お客様に、マーケットに、地域社会に、なくてはならない存在となる
2.美しい利益を計上し、税金を納める
3.雇用を創出し、教育をし、待遇の改善を図っていく

三つのテスト


私達が喜べるか、お客様が喜んで下さるか、持続しつつ向上するか

商品はどこからやってくるか


目の前に材料がある
農業から生み出され、加工業や流通業が手を貸してくれ、そのおかげで今、手中にある
近隣のものもあれば、遠い外国、地球の反対側からのものもある
商品の品質に重要に関わるので最良を選ぼうとする
商品の価格にはねかえるので、出来るだけ安価に求めようとする
しかしそのことがいかに自分勝手であるかは、心に留めておいた方がよい
そして片時も”オマージュ”を忘れてはならない
商品は、材料をもたらして下さった方達への感謝、尊敬、賛辞、献呈の色や形でなければならない
そこに、求める商品のイメージが明確になり、生み出す企業文化が醸成される
理念を共有し、技術を錬磨する
そうして出来上がったものはまだ見習い商品である
おいしさの決定権はお客様にあるあいつよりうまい筈だがなぜ売れぬ(森光子)
さいわい合格したことで、喜んで買っていただける最高の価格、その見極めが難しい
「エイヤッ」と決めた価格から適正な利益を計上するのはさらに難しい
その三つのハードルを超えてはじめて商品となる